窓の外が地球だったら、どんな景色が広がるだろう。その答えが今、タダで見られる。
これは何のカメラか
運営しているのは英国の宇宙スタートアップ 「Sen」。ISSの外壁に取り付けた自社カメラシステム「SpaceTV-1」が、地球をリアルタイムで撮影し続けている。NASAのデータ回線を経由して地上へ届く映像は、世界初の宇宙からの4K連続ライブストリームだ。
窓越しではなく、ISS外壁のバルトロメオプラットフォームに直付け。遮るものは何もない、むき出しの宇宙空間からの映像だ。
SpaceTV-1 スペック
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 解像度 | 4K Ultra HD |
| カメラ数 | 3台(真下・ドッキングポート・地平線) |
| 軌道高度 | 約400km |
| 飛行速度 | 秒速7.7km(時速約28,000km) |
| 地球一周 | 約90分 |
| 1日の周回数 | 約16周 |
| ライブ配信時間 | 1日20時間以上 |
3つのカメラ、3つの視点
SpaceTV-1は用途の異なる3台のカメラを同時稼働させている。
- 🌏 ナディアカメラ(真下向き) ── 大陸・海岸線・都市・雲・夜景の街明かりを真俯瞰で撮影。台風や砂嵐もリアルタイムで確認できる
- 🚀 ドッキングカメラ ── ISSの前方ドッキングポートを監視。ソユーズやドラゴン宇宙船の接続・分離シーンが映り込むことがある
- 🌐 ホライゾンカメラ(地平線向き) ── 地球の丸み・大気の青いライン・広大な海を斜め視点でとらえる
配信中はどのカメラ映像かが切り替わる。夜間に入ると街の灯りが宝石のように光り散る「夜面(やめん)」映像になるのが最大の見どころだ。
今この瞬間どこを飛んでいるか
ISSは90分で地球を1周する。つまり1時間半ごとに日本上空を通過することもある。リアルタイムの位置確認はJAXAの「きぼうを見よう」サイトが便利だ。
ISSの1日の移動距離=28,000 km/h×24 h=672,000 km
地球の直径が約12,742kmなので、1日で地球52周分以上の距離を移動している計算になる。
見どころタイミング
- 🌅 オービタル・サンライズ/サンセット ── 90分に1回、地平線から太陽が昇る瞬間が映る。地上では毎日1回の日の出が、ISSでは1日16回
- 🏙️ 都市の夜景 ── 東京・ニューヨーク・ロンドン・上海が光の網として映る。台風シーズン(今まさに9月)は渦巻く雲も見える
- 🚀 ドッキングシーン ── 事前にNASAの打ち上げスケジュールを確認すれば、宇宙船の接近シーンをライブで見られることがある
- 🌑 アース・シャイン ── 地球で反射した光が月を照らす幻想的な光景
大画面で見るのが正解
スマホの小さな画面では4Kの意味がない。テレビに映した瞬間、部屋が宇宙船の窓に変わる。
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他の宇宙・絶景ライブカメラもチェック
マウナケア星空ライブ・函館山夜景・アラスカのオーロラなど、世界中の絶景をまとめているサイトがある。

